先輩からの声 RECRUIT

欧州、アジアをフィールドとして
省エネルギー政策に貢献しています。

主任研究員 玄 姫(げん き) 博士(工学) 2010年4月入社 大学在学時の専攻:建築環境工学

グローバルに活躍できるステージを求めて

私は中国出身で、中国の吉林建築大学で建築環境・設備工学を学んだ後、北九州市立大学で日本と中国の都市環境を軸に、環境と人間生活が調和した都市エネルギーシステムを研究していました。当時の研究テーマは中国の省エネルギーだったのですが、欧米の先進国からエネルギー政策や技術を日本に取り入れると同時に、その成果を他のアジア諸国へ導入する試みも行っている当社を魅力的に感じて、グローバルな研究者として活動できることを目指したく、入社志望いたしました。

当社は中小企業ではありますが、そのぶん意欲次第でやりたい仕事に挑戦できるチャンスが豊富にあります。私の場合も入社1年目から希望どおりイギリス、ベルギー、ドイツなどヨーロッパ諸国での調査活動に携わらせていただき、非常に貴重な経験を得られました。

ここ数年間は、ASEAN諸国の省エネルギー政策の推進に向けた、調査研究プロジェクトにも参加しています。今はまず、実際に現地へ赴いて地域ごとに異なる民生部門のエネルギー消費の実態を詳細に調査し、データベースを作る活動を行っています。まだ調査は完了していませんが、現地の政府関係者や大学関係者からも、「今までわからなかった自国のエネルギー事情が見えてきた。ありがとう」といったお声をいただいており、うれしい限りです。

一研究者として、母として、充実した人生を歩みたい

一人ひとりの社員に細やかな目を配り、働きやすい環境づくりに取り組んでくれることも小規模な会社ならではの魅力だと思います。私も今4歳の子どもを育てながら働いていますが、産休・育休後の復帰はスムーズにできました。在宅勤務制度も整ってきたので、これからはもっと育児と仕事の両立がしやすい会社になると思います。

今後の目標は、家庭も大切にしつつ、引き続きグローバルなプロジェクトに参加し続けることです。たとえば、当社が中心となって開催しているイベント「BECC JAPAN」もその一つ。これは消費者の行動を分析し、省エネルギー行動に導くための研究で、建築や環境学はもちろん経済学、心理学、家政学なども包括する新しい取組みです。実はこの「BECC」もアメリカで発祥し、今もアメリカがリードしているもの。これからも海外の情報を積極的に取り入れながら、日本の課題解決に活かしたいです。

住環境計画研究所

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