トピックス TOPICS

運転免許保有者数と運転者数の推移における年齢・時代・コーホート効果の分析と将来推計

1995年から2015年の5時点間の性別5歳階級別の運転免許保有者数と平日運転者数の推移を対象にベイズ型APC分析を行い,免許保有者数および運転者数の変化の要因を,年齢,時代,コーホート効果に分けて評価するとともに,2020年から2050年までの将来推計と高齢者の免許返納と運転取りやめの考察を行なった.その結果,男性の新しい世代の免許離れと運転離れが進み,高齢女性の免許保有と運転の増加が進む傾向が分かった.2015年に比較して2050年の女性の免許保有者数と運転者数は横ばいだが,男性の運転者数は半減することが明らかになった.また,後期高齢者の免許返納率は男女ともに著しく低下し,後期高齢者の女性の運転取りやめのペースは鈍化して男性並みとなることが分かった.

論題
運転免許保有者数と運転者数の推移における年齢・時代・コーホート効果の分析と将来推計
著者
金 炅敏, 松橋 啓介, 石河 正寛, 有賀 敏典
掲載誌
土木学会論文集G(環境), 77(6), II_227-II_234, 2021.

関連資料

同じカテゴリの最新記事

お知らせ 論文

「図解でわかる次世代ヒートポンプ技術~カーボンニュートラルを実現する冷温熱利用技術~」出版

早稲田大学基幹理工学部の斎藤潔教授が会長を務める、早稲田大学次世代ヒートポンプ技術戦略コンソーシアムが、著書「... [続きを読む]
論文

家庭の燃料種別エネルギー消費量に関する回帰モデルを用いた市区町村別推計の試み

家庭CO2統計の調査票情報等を利用した回帰モデル推計により,市区町村別燃料種別の世帯当たり家庭エネルギー消費量の推定を試みた。世帯当... [続きを読む]
論文

住宅における家具の熱容量に関する調査 その2 家具別試算結果(前半)

副主席研究員の水谷が、2023年度日本建築学会大会(近畿)学術講演会で発表を行いました。 ... [続きを読む]

ユーザー視点から期待される今後のヒートポンプの役割についての検討

世界的な潮流としてカーボンニュートラルやサーキュラー・エコノミーへの移行に対する要請が高まる等、ヒートポンプを取り巻く社会状況も大きく変化し... [続きを読む]

高効率エアコン導入を促すメッセージの検証

(1)目的 北海道は家庭部門からの排出のうち、灯油暖房が占める割合が高いことが特徴であることから、暖房の熱源転換に向けた行動変容が課題となっ... [続きを読む]

住環境計画研究所

営業時間 9:30 – 17:30
TEL:03-3234-1177
お気軽にお問合せください