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脱炭素行動促進アプリの実証校に大阪府堺市の 2 校を追加

 株式会社住環境計画研究所(代表取締役会長:中上 英俊、以下「住環境計画研究所」)と株式会社トインクス(代表取締役社長:八代 浩久、以下「トインクス」)は、脱炭素行動促進アプリ「そらたん島を救おう!」の実証校として新たに大阪府堺市の小学校2校を追加し、2月5日より実証を開始します。

 本アプリは、住環境計画研究所で策定した環境教育プログラムをもとにトインクスがWebアプリとして開発・提供するもので、小学校高学年から中学生までの利用者層をターゲットにゲーミフィケーション等の行動科学の知見を取り入れ、ナッジ※1 の手法を活用して児童に脱炭素行動を促す内容となっています。2022年度長崎県壱岐市にて実証を行い、行動変容の効果がみられたことから、2023年度は社会実装に向けて実証地域を拡大し、壱岐市全域に加え北海道胆振地域でも実証を進めております。

 今回新たに追加となる大阪府堺市では、小学校2校の4年生から6年生の児童を対象として2月5日から3月1日までの期間で実証を行います。他地域での実証と同様に、児童の入力データや利用前後のアンケート結果の分析により、脱炭素型ライフスタイルへの転換につながる行動促進効果を検証します。

 堺市では、堺環境戦略に掲げる「全ての人が幸せ(Well-being)に暮らす持続可能な環境イノベーション都市」の実現に向けて、ナッジ等行動科学の知見を活用した行動変容の促進に取り組んでおり、その一環として、市の環境施策へのナッジ活用や庁内外へのナッジの波及等を目的に活動する「堺市環境行動デザインチームSEEDs」を設置しています。本実証は、このSEEDsとの連携により実現いたしました。

 住環境計画研究所とトインクスは、本実証を通して自治体や地域の皆様とともに、脱炭素社会実現に向けたライフスタイルへの転換促進に貢献して参ります。

※1 ナッジ:(英語 nudge)「ひじで軽く突く、そっと後押しする」 という意味で、人々が自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法を示す用語。

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