ソーラークリニック

2010年の基準発電量の傾向


はじめに

2010年の年間基準発電量(3kW換算)がまとまりました。 全国平均では前年と比べて1%の増加となりました。 地域別にみると関東が6%の増、沖縄が10%の減となりました。 他の地域は3%以内の増減です。

1995年~2009年の平均と比較すると、全国平均では-1%。 地域別には沖縄-6%、北海道・九州-4%、他の地域は3%以内の増減となりました。

<注>本稿執筆時点では、システム出力係数を0.7としていました。

地 域 全 国 北海道 東 北 関 東 中 部 北 陸 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄
基準発電量
(kWh/3kW)
3127 2900 2892 3163 3383 2812 3065 3177 3284 3104 3080
前年比 101% 98% 99% 106% 99% 99% 100% 101% 99% 97% 90%
95-09年比 99% 96% 98% 101% 99% 97% 98% 99% 98% 96% 94%


月ごとの傾向(全国)

図は月ごとの全国平均値を1995年以降の最高・平均・最低と比較したものです。 2月から4月は低調でしたが、5月以降に挽回し、年間では平均的な結果となったことが分かります。 なお、2月、4月、10月は1995年以降で最低でした。最高を更新した月はありません。

この図から、天候次第で平均的な発電量を基準に、±2割程度の変動は十分に起こりうる、ということも分かります。 7月は梅雨の長短の影響で変動が大きくなっています。


[2011.1.6]初稿
[2013.12.21]システム出力係数に関する注記を追加