先輩からの声 RECRUIT

大学院新卒で入社して1年目。
働きやすい環境で、一人前の研究者を目指しています。

研究員 小林 翼 2017年4月入社 大学在学時の専攻:社会心理学

大学院で学んだ社会心理学を活かせる事業に惹かれて

当社に入社する前は、大学院で社会心理学を学んでいました。なかでも私が専門にしていたのは、「一般の生活者に環境配慮的な行動を促すためにはどうすれば効果的か」という研究です。省エネルギーというとテクノロジーによる解決が注目されがちですが、一般家庭で取り組む省エネも積み重ねていくことで大きな効果を生み出します。それを人の心の仕組みを活用して実現する研究にやりがいを感じていたのですが、この分野はまだ国内では認知度が低く、自分の研究がそのまま仕事として活かせる企業や研究機関もあまり多くありません。そんなとき、行動科学の知見を活用した省エネに関するプロジェクトに取り組んでいる、住環境計画研究所のことを知りました。きっかけは、当社が運営事務局を務めている気候変動・省エネルギー行動会議「BECC JAPAN」に参加したこと。海外の機関や日本の省庁、国内のエネルギー企業と密接にかかわりながらプロジェクトを推進している当社の事業内容と影響力の強さに惹かれ、入社を決めました。

優しい先輩と働きやすい環境のおかげで、すぐに職場になじめました

私は新卒入社なので当然社会で働くのは初めてですし、大学院を卒業するまでずっと北海道の実家で生活していたので、東京での一人暮らしも初めてでした。しかも、当社では新卒採用が少ないので、周りはみなさん経験豊富な研究員ばかり。「本当に自分に研究員が務まるのか?」と、最初は不安もありました。でも、入社してみると先輩方が本当に気さくな方ばかりで、職場でも積極的に声をかけていただけましたし、わからないことは些細なことでも質問に答えてくださるので、半月も経ったころにはすっかり職場になじんでいました。

研究員として自ら意見を発信し、社会の役に立てる喜び

現在、私が携わっているのは、日本全国の家庭のCO2排出実態に関する統計調査と、一般家庭で省エネを促進するための行動変容に関する実証事業です。特に後者は大学院での研究と直結した業務で、やりがいを感じます。「どのような情報を与えれば、その人は省エネ行動をとるようになるか」という問いに答えるために様々な形でアプローチをしていくのですが、仮説通りに人が動くこともあれば、そうでないこともあるところが難しくも、面白いところだと感じています。調査や実験の規模も限られていた学生時代と違い、この研究所では多様な生活者を対象に調査や実証が行えるので、新しい発見が日々得られています。加えて、最年少者ながら先輩方から意見を求められたり、自ら提案した内容が実現されたりすることもあり、一研究者として期待されていると実感できます。研究所長や会長を含め、年齢やキャリアを超えて全社員が自由に話し合える社風は、この会社の魅力だと思います。

住環境計画研究所

営業時間 9:30 – 17:30
TEL:03-3234-1177
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